8日に住宅兼事務所でクマが目撃された宮城県栗原市若柳で、その後もクマの目撃が相次ぎ警察などが警戒を呼び掛けています。
9日午前7時半、子どもたちの通学時間帯に合わせて警察車両がパトロールしています。栗原市若柳では8日午前、住宅兼事務所にクマが侵入しガラス戸が壊されるなどの被害が出ました。
目撃者「クマが手をついた感じです。頭はこの辺かな。声出した時にひるんだ感じで、逃げて帰ったんだ」
8日は、午後7時40分ごろにも130メートル程しか離れていない旧若柳高校の武道場の敷地でクマが目撃されました。付近には病院や学校もあり、住宅地が広がっています。
更に午後11時ごろにも1.5キロほど離れた迫川沿いの国道でクマが目撃され、9日午前6時ごろには若柳有賀の集会所付近でも目撃されたということです。
相次ぐクマの出没に、近くに住む人からは不安の声が聞かれました。
「ちょっと心配ですよね。今まで出たことなくて学校も近くにあるので、その辺が心配ですよね」「何かあった時に、すぐに携帯で連絡できるようにと思って準備して散歩に出ました」
警察や市では学校周辺などをパトロールするとともに、住民に警戒を呼び掛けています。