4月に運用が始まる次世代放射光施設ナノテラスについて、若い世代に早い段階から関心を持ってもらおうと仙台一高で特別授業が行われました。

 ナノテラスの整備を進めてきた光科学イノベーションセンターの高田昌樹理事長を講師に、2年生314人が仕組みや役割を学びました。

 高田昌樹理事長「ナノテラスというのは、今までの放射光施設とは違ってしっかりと社会と科学をつなぐ役割を果たすためにつくられたといっても過言ではない施設」

 ナノテラスは、非常に明るい光でその構造を100万分の1ミリ単位で見ることができる巨大な顕微鏡と呼ばれ、素材の分析や開発への貢献が期待されています。

 生徒「研究そのものの本質が、独自のものじゃなくて世界や社会にも応用できるものということを再確認できた」

 2月15日には、希望者を対象にナノテラスの見学会を行う予定です。