能登半島地震の発生から1週間が過ぎ、長引く避難生活への支援が喫緊の課題になっています。宮城県の支援先は石川県能登町に決まり、村井知事は年頭の訓示で率先して支援するよう職員に呼び掛けました。

 訓示に先立ち能登半島地震と、羽田空港での海上保安庁機事故の犠牲者に黙とうしました。

 村井知事「東日本大震災での教訓を基に、被災地の迅速な復旧復興に向けた協力支援を率先して行っていくことが何よりの恩返しであり責務であります」

 更に、宮城県の喫緊の課題である人口減少対策に総力を挙げて取り組むよう強調しました。

 村井知事「少子化対策につきましては即効性のあるものではないため、継続して取り組む必要がありますが、取り組みを進めるに当たっては、特に目に見える具体的な成果を積み上げていくことが重要であります」

 その後、新年初めての記者会見で2024年の漢字を披露しました。

 村井知事「私の2024年の漢字は、このように致しました。「連」連なるという文字に致しました」

 能登半島地震で、総務省の職員派遣制度に基づき宮城県が集中的に支援する自治体は、石川県能登町に決まりました。

 県では復興・危機管理部の職員4人を8日から能登町に派遣し、現地で必要な支援内容の把握に当たるということです。

 村井知事「能登半島地震への対応も含め、他の46人の知事の皆さんとこれまで以上に連携をしながら、より良い宮城となるように頑張ってまいりたい」