仙台市議会の2月定例会が開会しました。郡市長は施政方針演説で、敬老乗車証の負担割合の増加などに理解を求めました。

 2月定例会には、総額6480億円となる新年度一般会計当初予算案を含む75議案が提出されました。

 予算案では子育て環境支援に21億円、定禅寺通周辺の整備などまちづくりに78億円、不登校児童の居場所づくりなど自分らしい活躍の応援に18億円が計上されました。

 10月から敬老乗車証の負担割合を10%から25%へ引き上げるための条例改正案についても審議されることになっています。

 郡仙台市長「敬老乗車証制度について丁寧な説明に努めながら見直しを行い、高齢者の社会参加促進策として持続性確保を図ってまいります」

 仙台市は、宮城県が進める4病院再編構想について丁寧な説明や慎重な協議を求めて、9日に県に協議要請書を提出しました。

 要請で仙台市は、患者や地域住民から疑問や反対の声が示されている中、十分な説明が無いままでの基本合意は丁寧さを欠くとして、県の対応を批判しています。

 これまでも県に要請してきた救急医療のシミュレーションや、移転に伴う周辺住民への影響について分析結果を示すなど、丁寧な説明を改めて求めるとしています。