仙台89ERSは5日、台湾のプロチームと国際親善試合を戦いました。
クラブ創設20周年を記念した国際親善試合は、89ERSが取り組むアジア戦略の一環で仙台と台湾をスポーツでつなぐことが主な目的です。
試合前には、台湾東部沖地震の被災地を支援する募金も行われました。
対戦相手のフォルモサ・ドリーマーズは台湾のプロリーグに所属していて、堅いディフェンスを誇る強豪です。
試合序盤、89ERSがネイサン・ブースの3ポイントで先制すれば、ドリーマーズはダンクでお返しと、前半は両者譲らず白熱した展開が続きます。
第3クオーター以降は89ERSが3ポイント攻勢でペースをつかみます。渡辺翔太が口火を切ると、京都から加入した半澤凌太。第4クオーターにはB2熊本から加入した石橋侑麿に頼れるベテラン片岡大晴。効果的な3ポイントで突き放した89ERSが、ブースターに勝利を届けました。
6日、ドリーマーズの選手やスタッフと仙台89ERSの志村社長が、台湾から多くの支援を受けて復興を進めてきた宮城県南三陸町を訪問しました。
選手らは、子どもたちから歓迎を受けた後、台湾からの義援金で再建された南三陸病院などを訪れ、震災当時の様子について説明を受けていました。