宮城県の石巻市職員による官製談合事件を受けたアンケート調査で、市の職員4人が入札情報などを業者に漏らしたことがあると回答しました。
石巻市が発注した下水道工事をめぐり、職員2人が設計書の写しを業者に渡したとして、官製談合防止法違反などの罪に問われています。
市の部長らでつくる委員会は、職員約1250人を対象にアンケートを行い575人が回答しました。
「業者に予定価格や最低制限価格など入札情報を伝えたことがあるか」との問いに、4人が「ある」と回答しました。理由として「工期の期限内完了が行えるように」などと挙げたということです。
「ほかの職員が入札情報などを業者に伝えているのを見聞きしたことがあるか」との問いには、13人が「ある」と回答しました。 石巻市復興企画部岡浩部長「正直残念だと思いますけども、事実として受け止め今後大事なのは再発防止、二度と同じような事件を起こしてはならないということを強く感じています」
委員会では、11月中に再発防止策を取りまとめる方針です。