再稼働直後に計測機器のトラブルで原子炉を停止させていた女川原発2号機について、東北電力はトラブルに関する調査などが終わったことから13日に改めて原子炉を起動させると明らかにしました。
女川原発2号機は、10月29日に東日本大震災以来約13年半ぶりに再稼働しましたが、11月3日に原子炉に計測機器を出し入れする点検作業中に機器が動かなくなるトラブルが発生し、翌11月4日に原子炉を停止しました。
東北電力によりますと、今回のトラブルの調査と220カ所以上の点検が11日までに終わったことから、13日に改めて原子炉を再起動させる予定だということです。
原子炉起動後は核分裂が安定的に続く臨界に達したことを確認し、作業が順調に進めば
週末にも発電を再開させる方針です。
東北電力の広報担当者は「引き続き安全確保を最優先に必要に応じて立ち止まりながら、稼働に向けて着実に取り組んでいきたい」と話しています。