栃木県那須塩原市の農家では、特産の高原大根の収穫が始まり、出荷作業に追われています。

 那須塩原市の高原大根は、標高600メートルの涼しい気候を利用して作られ、平地で作られる大根より灰汁が少なく、生で食べても甘みがあるのが特徴です。

 13日は午前4時すぎから農家の皆さんが大きく育った大根を一本一本丁寧に収穫しました。

 今年は5月の暑さの影響で生育が心配されましたが、このところの好天と昼夜の寒暖の差によって、例年通り甘みが増したおいしい大根に育ったということです。

農家 君島康彦さん 「気候の涼しさが大根の成分をものすごく後押ししていると思う。食欲増進にも最高なので、暑い夏、乗り切って下さい」

 こちらの高原大根の出荷は10月まで続き、地元の販売所や首都圏に出荷されるということです。