石破総理大臣はカナダのカーニー首相と電話会談し、トランプ関税が与える影響などについて意見を交わしました。

 石破総理は先月に行われたカナダ総選挙での勝利に対してカーニー氏に祝意を述べ、議長を務める来月のG7サミットでは協力して課題に対応していきたいと伝えました。

 会談では東アジア情勢について意見を交換したほか、アメリカの関税措置が世界経済や「多角的貿易体制」に与える影響を踏まえ、経済分野について幅広く議論しました。

 また、石破総理はカーニー首相に対し、日本企業が参加しているカナダ西海岸のLNG(液化天然ガス)のプロジェクトがエネルギー安全保障で重要だと述べ、引き続きの支援を求めました。

 電話会談は2日、およそ30分にわたって行われました。