ミャンマーの詐欺拠点に男子高校生を連れ去った疑いで逮捕された男が、カンボジアの詐欺拠点にも関与したとみられることが新たに分かりました。
藤沼登夢容疑者(29)は、1月、宮城県の17歳の男子高校生をタイの空港からミャンマーに連れ去った疑いが持たれ、9日、身柄が仙台地検に送られました。
捜査関係者によりますと、藤沼容疑者は、高校生に対し、「タイとカンボジアのどちらに来たいか」などと誘い出したということです。
藤沼容疑者はタイ周辺の国を頻繁に往来していたことが分かっていて、カンボジアの詐欺拠点にも関わっていたとみられています。
藤沼容疑者は「犯罪組織のことは知らない」などと関与を否定しているということで、警察が実態解明を急いでいます。