メガバンクを含む大手銀行グループ5社の今年3月まで1年間の決算は、純利益で過去最高を更新するなど金利の上昇を背景に軒並み好調でした。
メガバンクを傘下に持つ3社の今年3月まで1年間の決算は、今月15日までに出そろいました。
純利益はそれぞれ三菱UFJフィナンシャルグループ(FG)で1兆8629億円(前期比+3721億円)、三井住友フィナンシャルグループが初めて1兆円を超え1兆1780億円(前期比+2150億円)、みずほフィナンシャルグループが8854億円(前期比+2064億円)と、いずれも過去最高を更新しました。
三井住友信託銀行を傘下に持つ三井住友トラストグループも過去最高益だったほか、りそなホールディングスも増益でした。
来年3月まで1年間の決算では、アメリカの関税政策の影響を織り込んだうえで、三菱UFJは初めて純利益で2兆円の大台を予想しています。
三井住友とみずほは関税政策によって純利益が1000億円から1100億円程度、押し下げられる見込みです。