神奈川県小田原市と市内のバス事業者は19日、運転手不足の解消を目指して合同で就職説明会を開きました。説明会では路線バスの運転を体験する試みも行われました。

 小田原市内の運転免許教習所では箱根登山バスや神奈川中央交通など、市内で運行する路線バス事業者の担当者らが運転手の仕事を説明しました。

 実際にバスを運転できる体験会も開かれ、午前の部では20人が教習所内でバスを走らせました。

 小田原市が中心となって運転手確保のためのイベントを実施するのは初めてで、背景には運転手不足の問題があります。

 市によりますと、8年連続でバスが減便していて、一部区間の運行が廃止されているということです。

小田原市地域交通課 金子明弘課長 「運転手が足らないということになると路線の本数が維持できない。それは避けなければいけないことなので、何とか運転手の確保に連携して取り組んでいければいいと思っています」

 市は今後、周辺の市や町とも協力して路線バス運転手の確保を進めていきたいとしています。