アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領の電話会談が終了しました。

 プーチン大統領は電話会談の終了直後、異例の早さで記者団の前に姿を現しました。

 会談は2時間続いたということで「有意義で有益だった」と述べました。

 アメリカが、トルコ・イスタンブールでのウクライナとの直接交渉の再開を支援してくれたとして、トランプ氏に感謝を伝えたということです。

 また、平和的な解決に向け、和平の原則や合意時期などについてウクライナとの覚書の作成に取り組む用意があると述べました。

 一定の合意に達すれば一時的な停戦も可能だとしています。

 ただ、「最も重要なことは、危機の根本原因を排除することだ」と従来の主張を繰り返しました。

 トランプ大統領はウクライナとともに30日間の即時停戦を求めていましたが、プーチン氏は改めて戦闘を継続しながら、交渉する姿勢を強調したとみられます。

 ウシャコフ大統領補佐官は会談で、停戦の期限については話し合われなかったと明らかにしました。

 記者団からのプーチン大統領とトランプ大統領が、停戦の期限について話し合ったかという質問に対して、「話していない」と答えました。

 一方で、「トランプ大統領は当然ながら、できるだけ早く何らかの合意に達することへの関心を示している」と述べました。

 また、電話会談では9人対9人の身柄交換についても協議されたとしています。