「このままだと雨漏りしてしまいます」などと言って悪質なリフォームをした疑いで会社社長の男らが逮捕されました。男らはこれまでに約10億円を売り上げていたということです。
神奈川県厚木市にあるアストモホームの社長・石塚智也容疑者(37)と会社員の植村美洋容疑者(42)ら5人はおととし5月から去年5月にかけて、県内に住む男性ら3人の住宅を訪問して「屋根の浮いているところが壊れている」「基礎にひびが入っている」などと嘘を言い、合わせて407万円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、石塚容疑者らは「近所で工事をしているからごあいさつに来た」と飛び込み営業のスタイルで一軒家に訪問していました。
強引な手法からこの3年間で県への相談が52件に及び、今年1月に県から24カ月の業務禁止命令が出ていました。
5人は2019年から3度にわたり会社を立ち上げ、その都度、代表者を代えていました。
2019年からの5年で売上総額は約10億円に上るということです。
警察は石塚容疑者らを「匿名・流動型犯罪グループ」と位置付けていて、暴力団組織との関わりや金の流れを調べています。