パートの人などが厚生年金に加入する要件、いわゆる「106万円の壁」の撤廃などを盛り込んだ年金制度改革関連法案が衆議院本会議で審議入りしました。

石破総理大臣 「年金の給付水準は、今後の経済状況によって変わり得るものであり、給付と負担のバランスを保ちつつ、老後の生活の安定と経済成長に資するよう適時適切に制度の改正を考えてまいります」

 法案には、厚生年金の適用範囲を拡大させることや働く高齢者の厚生年金をカットする在職老齢年金制度の見直しなどが盛り込まれています。

 ただ、厚生年金の積立金を活用した基礎年金の底上げは、夏の参議院選挙に影響を及ぼすなどの懸念が自民党内から出たため削除されました。

 立憲民主党は、「現役世代すべての年金を引き上げるべき」だとして、削除された部分を盛り込んだ修正を求めていく方針です。