日本をはじめとする各国の代表団がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸にある難民キャンプを視察中にイスラエル軍の発砲があったことが分かりました。

 パレスチナのメディアは21日、ヨルダン川西岸にあるジェニン難民キャンプで各国の代表団が人道状況などについて視察していたところ、イスラエル軍の発砲があったと伝えました。

 この視察にはアラブ諸国やヨーロッパに加え、日本も参加していたということです。

 イスラエル軍は、代表団が承認されたルートから外れたため、警告射撃をしたと主張しています。

 また、けが人がいなかったことも明らかにしました。

 これに対してパレスチナ側は、国際法に明確に違反すると非難する声明を出しました。

 そのうえで、視察に参加していた国などに対してイスラエルの攻撃を抑制するための措置を講じるよう求めました。

EU カラス上級代表 「イスラエルに対し、この事件について調査し責任を取るよう強く求める」

 EU=ヨーロッパ連合のカラス上級代表は21日、このように述べて「外交官の生命を脅かすいかなる脅迫も容認できない」とイスラエルを強く非難しました。

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