災害時に避難所や周辺の通信環境を確保するための訓練が、仙台市太白区で行われました。実際に避難所になる施設を使っての訓練は、東北で初めてです。
秋保体育館で行われた訓練はNTT東日本宮城事業部が主催し、携帯電話事業者や宮城県の職員ら約150人が参加しました。
通信事業各社はスターリンクという山間部などでもインターネット通信が可能となる最新機器を運用し、避難所にインターネット環境を整備する手順を確認しました。
被災地支援の一環として、排水をろ過して再利用することで2人分の水で100人が使用できるシャワーなども披露されました。
NTT東日本宮城事業部設備部水田宗徳部長「避難所を設営した時に通信設備の提供も同時に考えていかなくてはと考えておりまして、こうした避難所を想定した場所で防災訓練をさせていただいたというところでございます」
合同訓練は、年1回のペースで行う予定だということです。