2000本安打まであと2本に迫った楽天イーグルスの浅村が、20日に行われた西武ライオンズと試合に出場しませんでした。パ・リーグ最多、NPBでは歴代4位となる連続試合出場が途切れてしまいました。

 年に一度の岩手県盛岡市での主催試合では、浅村の2000本安打までのカウントボードなどを展示するコーナーもあり、球場は大記録達成への期待が高まっていました。

 ところが、13打席ヒットが無い浅村は今シーズン初のスタメン落ち。ベンチスタートとなります。

 試合は、楽天にとってホームベースが遠い展開になりました。

 1点を追う8回裏、1アウト3塁で辰己はファーストゴロ、3塁ランナー中島がホームを狙いますがタッチアウト。得点のチャンスを生かせません。

 楽天は9回裏もランナーを3塁まで進め、三木監督は代打に鈴木大地を告げます。ここでも浅村の出番はありませんでした。鈴木大地は空振り三振、続く宗山も倒れ試合終了。

 浅村は、西武時代の2015年8月8日から続いていた連続試合出場が1346試合で途切れました。

 浅村は試合後「連続試合出場のために野球をやっていたわけではない。切り替えてやるしかないと思う」と話し球場を後にしました。

 試合後、浅村を起用しなかった理由を聞かれた三木監督は長い沈黙の後「彼の力はこのチームにとって間違いなく必要だが、球団やGMと総合的に判断した」と語りました。

【20日】楽天0−1西武@きたぎんボールパーク(岩手・盛岡市)

 21日には外国人選手の獲得が発表されました。メジャーリーグのパドレスに所属していたオスカー・ゴンザレス選手です。
 右投げ右打ちの外野手で、2022年にはメジャーで11本塁打を放っています。
 石井GMは「ポイントゲッターとして期待している」と話しています。