加藤財務大臣はアメリカのベッセント財務長官とカナダで会談し、為替レートは市場で決まることなどを改めて確認しました。

加藤財務大臣 「為替レートは市場において決定されるべきこと、為替レートの過度の変動、無秩序な動きは、経済及び金融の安定に際し悪影響を与えることなどについての認識を改めて再確認いたしました」

 先月に続き2回目となる対面での会談は、G7の会議が開かれているカナダでおよそ30分間行われました。

 このなかで、加藤大臣はトランプ大統領が問題視する貿易収支の不均衡を是正するために、関税は必ずしも適切な手段ではないと指摘したということです。

 また、前回と同様、為替の水準や管理についての議論は全くなく、アメリカ国債の話も出ていないとしています。