パレスチナ・ガザ地区でイスラエルとの戦闘によって死亡した子どもの数が1万6000人を超えたことが分かりました。

 ガザの保健当局は22日、イスラエルとの戦闘が始まった2023年10月以降、ガザ地区で死亡した子どもの数が1万6503人に上ったと発表しました。

 初めて年齢別の死者数も公表し、1歳未満の子どもが916人含まれていることも明らかになりました。

 そのうえで「社会で最もか弱く罪のない子どもたちが標的にされている」と訴えています。

 ガザ地区ではイスラエルが軍事侵攻を拡大していて、犠牲者は増え続けています。

 仲介国のカタールで再開された停戦交渉もイスラム組織「ハマス」との間で溝は埋まらず、イスラエル側はすでに代表団の一部を帰国させるなど暗礁に乗り上げています。