トランプ関税を巡る日米協議で造船が交渉材料の一つとなるなかで、石破総理大臣は日本の技術が優れる「砕氷船がポイントになる」という考えを示しました。

石破総理大臣 「砕氷船というものは日本の技術というものにかなりの優位性があると。日米の協力にあたっては、これから先、北極航路というものも含めまして砕氷船が一つのポイントになってくる」

 トランプ政権は北極圏への進出を重要視していて、政府は砕氷船の造船技術での協力を検討しています。

 また、石破総理は「アメリカが関心を持っているのは軍艦を日本で修理できないかだ」と指摘し、政府として支援していく方針を示しました。

 さらに、日米協議について来月、カナダで予定される「G7サミットを念頭に置きながら、今後さらに議論を詰めていくことになる」と述べました。