OECD(経済協力開発機構)の閣僚理事会は、国際的なルールに基づく貿易の重要性を確認しましたが、共同声明を採択できずに閉幕しました。

OECD コーマン事務総長 「米国が関税に関する当初の発表の後、一部を差し止めたことで、このような議論の場を設けることが可能になったことを歓迎する」

 パリで開かれたOECDの閣僚理事会では、トランプ政権による高関税政策で景気の減速が懸念されるなか、世界経済の持続的な成長のための貿易政策などを話し合いました。

 しかしアメリカと参加国の溝は深く、国際的なルールに基づく貿易の重要性を訴える議長声明を出すにとどまり、閉幕しました。

 加盟国すべての合意が必要な共同声明の採択は見送られました。