アメリカ・ロサンゼルスではトランプ政権の移民政策への抗議デモが続いています。アメリカ軍は海兵隊員およそ700人を派遣すると発表しました。ロサンゼルスから報告です。
(小松靖記者報告) 市内では現在もデモが続いています。警官隊が通りを封鎖しまして、通行を規制しているという所も市内の各所で見られます。
デモはきょうが4日目となりました。4日目のきょうも移民の解放を求めて一時、数百人規模のデモ隊が集結しました。
治安当局とのにらみ合いは続き、緊張感はあるものの、前日にあったような激しい衝突は見られませんでした。
参加者は「平和的に抗議しよう」と声を上げ、努めて冷静に行動するよう呼び掛けていたのが印象的です。
一方、トランプ政権は、およそ700人の海兵隊員派遣を決め、5日目にあたる現地10日にも海兵隊がロサンゼルスに到着する見込みとなっています。
地元政府の反対を押し切って派遣した州兵もさらに2000人増員という情報もあり、武力の増強で再びデモ隊を刺激しないかどうか、懸念する声も出ています。