福岡市の中心部で陥没しているのが見つかった道路は、市が夜を徹して作業を行い、11日午前に復旧しました。

 福岡市は陥没した穴とその周辺を埋め、地盤を固めるための特殊な土を25立方メートル流し込み、アスファルトを剥がして土砂を入れて再び舗装するなど徹夜で作業を行いました。

 その結果、先ほど工事が終わり、車両の通行が再開しました。

 警察によりますと、10日午前10時ごろ、「歩道が陥没している」と通行人から通報があり、発覚しました。

 現場は福岡市中央区今泉の国道202号、通称「国体道路」で、福岡市が周辺の雨水を雨水管に流すための工事をしていました。

 管と管をつなぐ工程の中で周辺の土が流れ込んだとみられています。

 穴は当初、縦・横それぞれ1.5メートルほどでしたが拡大し、周辺では交通規制が行われていました。