宮城県大崎市はクマ被害の深刻化を受けて国に緊急の要望を行いました。

 8日、伊藤康志市長が環境大臣政務官の森下千里衆議院議員らに要望書を手渡しました。

 これまでに経験のない危機的事態だとして「警察による駆除を可能にすること」や「自衛隊による後方支援」「財政支援」などを求めています。

 伊藤康志大崎市長「これは自治体の力、住民の力だけではなんともできないことでありますので、県、国の力強い、連携のご支援を期待しているところであります」

 森下千里環境大臣政務官「まずは住民の皆様の安全と、そして安心確保のために頑張ってまいりたいと思います」

 大崎市では2025年のクマの目撃件数が、過去最多だった2023年を上回り、人身被害も発生していることから、緊急事態宣言を出して厳重な警戒を呼び掛けています。