警察庁は参議院選挙の期間中に特定の組織に属さない単独犯によるテロ対策として「LO脅威情報統合センター」を設置したことを明らかにしました。
23日に設置された「LO脅威情報統合センター」には警察庁の他に近隣の警察の公安部門から人が集められています。
ローンオフェンダーに関係する情報や選挙に関する不審者情報が一元的に集約されるということです。
警察庁によりますと、インターネットでの殺害予告などに目を光らせるだけではなく、武器を製造するに生じる異臭や異音などの情報提供を地域住民や不動産関係者に呼び掛けます。
情報は各都道府県警に展開され、選挙警備における対策や警戒強化に活用されます。
また、爆発物の原料となり得る硫酸など11品目に新しく5品目を加え、販売する事業者に対して大量購入があった場合の情報提供のほか、購入者の身元や目的の確認を依頼する取り組みを進めています。