イランは中東カタールのアメリカ軍基地に報復攻撃を実施しましたが、この攻撃のあとトランプ大統領は「イランとイスラエルが停戦に合意した」とSNSに突然投稿しました。

 イランは23日、アメリカ軍が核施設を攻撃したことへの報復として、カタールにあるアメリカ軍基地に向けてミサイルを発射しました。

 ドーハでは、イランのミサイルを迎撃したとみられる光のスジが確認されました。

 アメリカ国防総省の当局者は「現時点でアメリカ側に犠牲者の報告はない」としています。

 こうしたなか、トランプ大統領はイランが報復攻撃を事前に通告し、犠牲が出なかったことに「感謝する」とSNSに投稿しました。

 さらにその後、「イスラエルとイランの間で、完全かつ徹底的な停戦が合意された。この時点で戦争が終了したとみなされる」と、突然投稿しました。

 イランとイスラエルの両国とも停戦に合意したとの正式な発表はまだありませんが、イランのアラグチ外相は「軍事行動の停止に関する最終的な決定は後日下される」とSNSに書き込んでいます。