「+(プラス)」から始まる国際電話の番号を悪用した特殊詐欺が増えていて、警察は国際電話をする必要がない人を対象に、国際電話の利用を休止するサービスへの申し込みを呼び掛けています。

 仙台市宮城野区では警察による防犯講習が開催され、最新の詐欺の手口が説明されました。特に、注意を呼び掛けたのが。

 「特殊詐欺の犯人が電話をかけてくるものの大半は国際電話」

 特殊詐欺の電話のうち、約6割が「+(プラス)」から始まる国際電話とされ、中には電話番号の末尾に「110番」をつけて警察官を装う着信も。

 このため警察は、国際電話をする必要がない人は利用を無料で休止する国際電話不取扱受付センターのサービスに申し込むよう呼び掛けました。

 電話番号や住所氏名などの記入で申し込みが可能で、会場でも多くの人が申し込みました。

 申込者「いい勉強になりました。いいことはすぐ実践するタイプなのですぐ申し込みました。大安心ですね」

 宮城県警生活安全企画課芳賀幸治犯罪抑止指導官「最初に電話を取らないことが一番詐欺を防止する手だてなので、ご自身で注意いただきたい」

 国際電話不取扱受付センターのサービスは、警察署の窓口や電話0120−210−364でも受け付けています。