宮城県大崎市の中学校で不審者の侵入を想定した対応訓練が行われ、保護者に生徒を引き渡すまでの手順が確認されました。

 訓練は、2023年に栗原市の小学校で侵入してきた軽トラックに児童がはねられ、けがをした事件を受けて行われました。

 古川南中学校では、ナイフを隠し持った不審者が校舎に侵入したという想定で、教職員らが合言葉を使って情報を共有し、さすまたやほうきで対応しました。

 教室では不審者の侵入を防ぐため、机と椅子を重ねてバリケードが作られました。その後、不審者が逃走したため、学校が保護者に連絡し生徒を引き渡しました。

 不審者の情報は市内5つの小中学校にも共有され、同様の引き渡し訓練が行われたということです。

 古川南中学校伊藤良主幹教諭「教職員や子どもたち、保護者地区の方々からの反省点を生かしながらもう一度計画を立て直してみたいと思います」