アメリカのヘグセス国防長官はイランの核施設攻撃の成果を改めて強調し、被害が限定的とする情報機関の分析を伝えたメディアの報道を「真実を伝えていない」と強く批判しました。

 ヘグセス長官は26日、会見であらためて「イランの核開発能力を消し去ることに成功した」とし、メディアは一部の情報機関の「初期の見立てをことさらに強調している」と主張しました。

 また、「CIAなど別の情報機関の報告でも著しい損害を与えることができたとしている。イランの核計画を何年も後退させた」と強調しました。

 一緒に会見した軍のトップ、統合参謀本部議長はフォルドゥの核施設の地下から地上に通じる筒状のシャフトを狙い爆撃機が投下した大型の特殊貫通弾「バンカーバスター」が正確に着弾して地下に到達したと説明しました。

 トランプ政権は核施設の被害が限定的とする国防総省傘下の情報機関の分析を伝えたCNNなどのメディアの報道を否定するのに躍起となっています。

 会見でヘグセス長官は「メディアはトランプ大統領の成功をおとしめたいのだ。真実を伝えていない」と繰り返し批判しました。