東北電力の株主総会が開催されました。女川原発に設置を計画している使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について株主側から反対する議案が出されましたが、否決されました。
乾式貯蔵施設は、女川原発2号機の使用済み核燃料プールの貯蔵量が近く上限に達することから原発の敷地内に設け、東北電力はあくまで一時保管としています。
これについて、一部の株主が燃料の搬出先として計画されている青森県の再処理工場は完成のめどが立っておらず、乾式施設の設置は長期保管につながるとして設置しないよう求めました。
株主の提案「一時的な貯蔵というのは短時間、あるいは仮にという仮置き場というようなことになると思うんですけれども、年限をある程度切る。10年以内ちゅうことは当たり前だと思いますので」
株主側はこのほか、原子力発電事業から撤退することなど6つの議案を提出しましたが全て賛成少数で否決されました。
一方、取締役の選任など会社側提案の3議案は可決されました。