日本銀行が発表した最新の家計の金融資産はおよそ2195兆円で、過去最高を更新した前の四半期に続く高い水準となりました。

 日銀が27日に発表した今年1月から3月の資金循環統計の速報によりますと、家計の金融資産は2194兆6516億円で、去年の同じ時期と比べて0.3%増加しました。

 株価の下落など市況の変化を受けて伸びは鈍化しましたが、現金や預金のほか投資信託など幅広い分野で増加し、高い水準が続いています。

 一方、家計の金融負債は、住宅の借入が増えた影響などで、去年より3.2%多い401兆円と過去最高でした。