去年、千葉県四街道市の住宅に侵入して男性に暴行を加えたうえ、現金を奪った罪などに問われている男が初公判で起訴内容を一部否認しました。
金子優汰被告(29)は去年11月、四街道市の住宅に侵入し、住人の男性(当時57)に暴行を加えて現金1万3000円を奪った強盗致傷の罪と近隣の住宅に強盗目的で侵入しようとした住居侵入未遂の罪に問われています。
今月30日に千葉地裁で開かれた初公判で金子被告は、強盗致傷については「間違いありません」と認めたうえで、住居侵入未遂については「空き巣目的です」と起訴内容を一部否認しました。
その後の冒頭陳述で検察側は、ゲームへの課金で金に困って闇バイトに応募し、「りりちゃん」や「ポンデリング」と呼ばれる指示役らとやり取りして「金欲しさに自主的に犯行に及んだ」などと指摘しました。
弁護側は金子被告が母親の連絡先や名前を闇バイトの指示役に知られ、脅されていたとしたうえで、「母親に迷惑を掛けたくないという思いで犯行に及んだ」と主張しました。