「値上げの7月」となりそうです。その数2000品目以上に上るなか、プライベートブランドの冷凍食品が安くておいしいと注目なのです。
■“安くて美味しい”PB冷凍食品
プライベートブランドのパスタはトレーのままレンジ調理可能な気軽さが魅力。人気のボロネーゼパスタは、なんと400グラムのボリュームです。
様々な冷凍食品をそろえる「ドン・キホーテ」で高校生の子を持つ人は…。
高校生の子を持つ母(50代) 「子どものお弁当用です」
10個入りのコロッケを購入。暑いなか、火を使わなくてよいのも魅力です。
高校生の子を持つ母 「楽は楽。私が汗をかかなくてすむから。ちょっとコロッケは、お弁当用と言いながら自分でも買って」
物価高のなか、食費を特に気にしているといいますが…。
「帝国データバンク」によりますと、7月に値上げが予定される食品は2105品目。去年の約5倍と大幅に増加し、いっそう家計に厳しい夏となりそうです。
40代の人 「知らなかった。えっ。レシート見てびっくりする」
「付け合わせ」や「おやつ」に冷凍食品を活用するという女性。手にしているのは1キロのポテト、値段は647円。
40代の人 「(価格は)すごく良心的。夏休みには3食出さないといけないから」
物価の上昇にともない、プライベートブランドの“ボリュームをうたった商品”が売れているといいます。
ドン・キホーテ 商品開発担当者 大川統生さん 「やはり最近の売り上げで言うと、大容量の商品。季節によって価格が大きく上下する生鮮野菜の代用で、冷凍野菜が支持されている」
安いだけでなく、トレンドを取り入れた冷凍食品を展開するのが1980年に西友ストアのPBとして開業した「無印良品」。一番売れているというのが「キンパ プルコギ」です。
甘辛く味付けした牛肉、ホウレンソウ、玉子など5種の具材がぎっしり詰まって650円とリーズナブル。本格的な韓国風のりまきが袋ごとレンジでチンするだけで楽しめます。
2児のお母さんは…。
2児の母親(30代) 「小松菜とくるみの白和え。このままほっとけばいいんですよね。白あえは好きだが、自分で作るのは大変なので。千切りとか。手軽で買った」
流水で解凍するだけで食べることができ、目が離せない0歳児のママにも手軽です。ご自宅の冷蔵庫をみせてもらうと。
2児の母親 「ここがお弁当用の冷凍食品」
冷凍庫いっぱいに食品がストックされていました。
2児の母親 「満杯でセカンド冷凍庫、欲しい」
子どもたちのおやつは娘さん自らチン。
様々な魅力があるPBですが、やはりいちばん目を引くのは…。
高校生の子を持つ母 「値段が安い。PBを買うと、10%から15%安いのでは」
■プライベートブランド なぜ安い?
ドン・キホーテ 商品開発担当者 大川統生さん 「一番の要因が、やはりメーカーの商品だと宣伝費、広告費を商品にかけているが、そこ(PB)に関しては宣伝費、広告費を使っていないので、価格の方に反映させていただいている。あとは、ある程度の数量を一括で生産しているのでコスト的に抑えられている」
無印良品によりますと、包装などを簡略化してコストをカットしているということです。
30日取材した皆さんも安くて便利な冷凍食品を賢く活用していました。