道路の真ん中でバツマークを出す警察官。その後ろでは陥没した穴に軽自動車の後輪がはまって、立ち往生しています。陥没した直後の様子を視聴者のカメラが捉えていました。

■道路に穴 車が落ちそうに…

 陥没した穴に挟まり、立ち往生した軽自動車。視聴者が陥没直後の映像を撮影していました。

 工事関係者でしょうか、穴の中をのぞき込みます。

 記者がたどり着いた時には、工事のため穴は広がっていました。

 3日午前、北九州市の県道で「道路が陥没している」と通報がありました。穴の大きさは縦1メートル×横2メートルほど。

目撃者 「ガタッて音がして、道路が変だったかなと見たら陥没して…」    この場所で何が起きたのでしょうか。陥没した場所の去年の写真を見ると、道路にはひびが入り、黄色い印が付けられています。

 再び今月3日の様子を見ると、その部分が変色しています。

芝浦工業大学 稲積真哉教授 「何かしらの異変があった」

 北九州市上下水道局の担当者によりますと、アスファルトの下にコンクリート製の水路が走っていて、ふたの部分が壊れて陥没したとみられるということです。

 陥没には、このところの暑さも関係していると専門家は指摘します。

芝浦工業大学 稲積真哉教授 「考えられるのは、すでにこの排水管の上面は何かしらの要因で破壊していたかもしれない。でも何とか、上のアスファルト舗装の強さでもっていたのが、昨今の気温によってアスファルト自体が柔らかくなってしまい、結果的にアスファルト舗装が耐えられなくなってしまい、この穴の中、排水管の中に落ちてしまった」

 北九州市は仮舗装をして4日朝までの復旧を目指すということです。

■埼玉では道路から水

 全国で広がるインフラの老朽化。3日は埼玉県でも…。

 コンクリートの隙間から絶えず水があふれ出ています。歩道に水があふれ出し、その影響で道路も一部通行止めになっています。

 母親は赤ちゃんを抱えながら、手にはアイスも。足元の水を避けて歩きます。道路のあちこちから水があふれ出していました。

遭遇した人 「見たことないですね、すごく水があふれているので」

地元住民 「びっくりしました。何が起きているのか。ここは朝霞の中心地として道路は交通量が多い」

 現在、道路は一部通行止めになっていて、朝霞市は4日早朝の解除を目指しているということです。