減税の延長などをトランプ大統領の看板政策を盛り込んだ大型法案が3日、アメリカ議会下院で可決されました。
トランプ政権が「一つの大きく美しい法案」と呼ぶ法案は、所得税減税の延長などを柱としていますが、財政赤字の大幅な増加につながるとして与党・共和党からも反対の声が出ていました。
トランプ大統領は独立記念日の4日までに法案を成立させるよう議会への圧力を強めていました。
議会下院では2日にわたって審議され、野党・民主党のジェフリーズ議員が採決を妨害するために、下院の史上最長記録となる8時間45分の演説で反対しました。
採決では共和党から2人が造反したものの賛成218票、反対214票で可決されました。
上院でもすでに可決されていて、今後、トランプ大統領の署名をもって成立します。