「物言う株主」として知られる旧村上ファンド系の投資会社がフジテレビの親会社の株をさらに買い増し、村上世彰氏の長女らと共同で15%余り保有していることが分かりました。
8日付で関東財務局に提出された株式の保有状況の報告書によりますと、旧村上ファンド系の投資会社と村上世彰氏の長女の野村絢氏は、フジテレビの親会社であるフジ・メディア・ホールディングスの株式を7月1日時点で合わせて15.06%保有しています。
事実上の筆頭株主とみられます。
野村氏の保有比率は変わっていませんが、旧村上ファンド系の投資会社は先月25日の株主総会後、株式の買い増しを加速させています。
保有目的には経営陣への助言や重要な提案行為などを挙げています。