仙台市は、度重なる地震で崩れた仙台城の石垣の復旧がほぼ完了したと発表しました。周辺の市道は、8月1日に通行止めが解除されます。
仙台城の石垣は、2021年2月と2022年3月に起きた福島県沖地震で崩落し2023年前から復旧工事を進めてきました。
新田智紀記者「石の積み直しにより復旧がほぼ完了した仙台城本丸北西石垣です。1つ1つ元通りの位置に石が戻され、その数は5600個に上るということです」
復旧工事では石の裏側の土台に補強ネットや鉄筋を組み込むなど、現代工法が随所に取り入れられています。
東日本大震災規模の地震が発生しても崩落しない耐震性を目指したということです。
仙台市文化財課長谷川蔵人課長「石垣は仙台城跡のシンボルの1つだと思っています。仙台にお越しいただいた方は、仙台の歴史と魅力を仙台七夕まつりの期間に楽しんででいただきたい」
石垣の復旧完了を受け、仙台市は周辺を通る市道仙台城跡線を8月1日から通行再開させると発表しました。