2025年度上半期の宮城県での特殊詐欺被害は、3割が警察官をかたる手口だったことが分かりました。被害額も全体の半分を占めています。
宮城県警によりますと、1月から6月までの特殊詐欺の被害件数は158件で、被害額は4億5884万円でした。
このうち、警察官をかたる手口の詐欺が被害件数の3割となる51件を占め、被害額も2億3411万円と全体の半分となりました。
犯人がビデオ通話やLINEを通じて偽の警察手帳や逮捕状を見せるなど、スマートフォンを使ってだますことから、被害者の7割が65歳未満と比較的若い世代になっています。
警察によりますと、詐欺の多くは「+(プラス)」から始まる国際電話がかかってきたことがきっかけだったということです。
警察は、国際電話を日常的に使わない人は国際電話不取扱受付センターのサービスに申し込み、利用を休止するよう呼び掛けています。電話0120−210−364や、警察署の窓口でも受け付けています。