富山市の公園で100羽以上のサギが死んだ問題で、富山市は公園のマツの木の伐採時期が不適切だったことによって大量死につながったとして謝罪しました。

 市によりますと、富山城址公園では3年前からマツの木にサギが巣を作り、糞(ふん)などの被害が深刻になったため、市が先月23日に6本のマツの木を伐採しました。

 しかし、伐採後の1カ月で107羽のサギが死んでいるのが見つかったため、市が調査したところ、死んだサギは自立できていないひな鳥が多かったということです。

 市は木が伐採されたことで成長途中のひな鳥が暑さによる体力の消耗や縄張り争いの影響などを受けて死んだと結論付け、伐採時期が不適切だったと謝罪しました。

 市は今後、専門機関などの意見を踏まえて慎重な対応を徹底するとしています。