SBIホールディングスは、子会社のSBI新生銀行の前身の日本長期信用銀行時代に投入された公的資金の残額およそ2300億円を完済したと発表しました。

 SBI新生銀行の前身の日本長期信用銀行は、バブル崩壊の影響で経営破綻し、国から巨額の公的資金が投入されました。

 その後、外資ファンドなどに売却されましたが返済は滞り、2021年にSBIHDが買収して子会社化した時点ではおよそ3500億円の返済が残っていました。

 SBIは、今年3月に預金保険機構などと返済方法で合意しておよそ1000億円を返済し、31日、残りの2300億円の返済を完了しました。

 返済は、預金保険機構と整理回収機構が保有するSBI新生銀行の優先株式を全て買い取る形で行ったということです。