トランプ政権がカナダに対する関税を25%から35%に引き上げることを受け、オンタリオ州のフォード首相は屈服すべきではないとして連邦政府に報復関税を課すよう求めました。

 カナダ・オンタリオ州のダグ・フォード首相はSNSで「カナダは適切な合意以外で妥協すべきではない。今は屈服すべき時ではない。我々は毅然とした態度を貫く必要がある」と投稿したうえで、「関税の影響から労働者、企業、地域社会を守るためにあらゆる手段を講じる必要がある」と述べました。

 そのうえで、カナダ連邦政府に対して「アメリカ産の鉄鋼とアルミニウムに50%の関税を課すことで反撃する必要がある」として報復関税を課すよう要請しました。

 「トランプ大統領の関税に対し最大限の影響力を発揮し、断固たる姿勢で臨むべきだ」としています。