1日、臨時国会が召集され、参議院選挙で当選した新人議員たちが初登院しました。この臨時国会のタイミングに合わせて、新宿駅前では外国人差別に抗議する大規模なデモが行われました。
■立憲民主 不信任案提出せず
党内から“石破おろし”の風をまともに受ける石破茂総理大臣ですが…。
石破総理 「私どもとして、一致団結、日本国のために世界のために共に働いてまいりたいと思う」
野党第一党の立憲民主党。野田佳彦代表は、1日に召集された臨時国会で内閣不信任案を提出しない考えです。
野田代表 「(Q.対決姿勢が見えないという指摘があると思うが、どうして不信任を出さないのか?)対決姿勢、秋だっていいわけでしょ。(参院選を)総括したうえで戦う準備をして、しっかりと戦って勝ちに行くということが大事じゃないですか」
■新人議員62人が初登院
社民党 ラサール石井参院議員 「あっ蓮舫さんのも押しちゃった」
日本保守党 百田尚樹参院議員 「暴言コンビです」
日本保守党 北村晴男参院議員 「ちょっと待ってください。暴言コンビじゃないです」
参議院選に初当選した、新人議員の初登院。前回の参院選よりも20人多い62人の新人議員が登院しました。
ラサール石井参院議員 「ピカピカの一年生だと。私も頑張りますので、皆さんも頑張りましょうという気持ち」
北村参院議員 「少数野党なので、政策で合致するところでしっかりと手を組んで政策を実現することしかないと思っている」
過半数割れの与党に対し、法案を通すチャンスを握った野党が訴えるのは減税です。
国民民主党 牛田茉友参院議員 「まずはガソリンの暫定税率の廃止をやっていきたいですし、所得税の減税についても秋の臨時国会でしっかり取り組んでいきたいと思う」
参政党 塩入清香参院議員 「早く実現したいのは消費税の廃止です」
躍進した参政党の新人議員で、選挙戦は「さや」の名前で戦った、塩入清香議員。白いジャケットの印象が強い塩入議員ですが、1日、記者からこんな質問が。
塩入参院議員 「(Q.いつも選挙戦では白だった。きょうはなんで黒を選んだ?)より気持ちを引き締めてという気持ちもありました」
選挙戦では、過激な発言が批判されたことも…。
塩入参院議員 「(Q.さやさんが選挙期間中に核武装が最も安上がりで最も安全を強化する策の一つだと言っていたが、国会でも議論を展開されていきたい?)参政党の方針に従うつもりです」
核保有について、神谷宗幣代表はこう述べました。
「理想は目標は核廃絶。核のない世界がもちろん我々の目指すところ。ただ現実を見ると核の抑止力というものがどうしてもあるので我々は核を持たないとか、言い切ってしまうことも良くないと。抑止力は持つ必要があるけれども、でもすぐに核を保有するとかそういうことは現実的には言えないと言うべきでもないと」
■国会召集日に大規模デモ 200人以上が参加
一方、JR新宿駅では“デマと差別は許さない”と集会が開かれています。場所柄もあってか200人以上でしょうか、多くの人が集まっているのが分かります。そして上のほうからも演説に耳を傾けている人がずらっと並んでいます。
臨時国会の召集に合わせて集会が開かれました。
集会を聞いていた人(40代) 「こういう場所で、こういうふうに(差別に対して)そうじゃないんだよっていう人たちが、目に見えるっていうのがすごく大事なことなんだなと思いました」
集会を聞いていた人(20代) 「選挙とか、参議院議員のとか終わっちゃいましたけど、いろいろみんなこういうのを機会に考えてくれる人も多いと思うので、いろいろやっていけばいいかなと思います」
(「グッド!モーニング」2025年8月2日放送分より)