アメリカのウィトコフ特使がモスクワを訪問しロシアのプーチン大統領と会談しました。トランプ大統領による制裁発動の猶予期限が迫るなか、ウクライナとの停戦合意を求めたとみられます。

 ウィトコフ特使は6日朝、モスクワに到着し、クレムリンでプーチン大統領と会談しました。

 プーチン氏は笑顔でウィトコフ氏を出迎え握手しました。

 両者の会談は4月以来、5回目となります。

 会談はおよそ3時間に及び、ロシア側からはウシャコフ大統領補佐官と「ロシア直接投資基金」のドミトリエフ総裁も同席しました。

 ウシャコフ氏は会談について「有益で建設的だった」と述べ、ウクライナ侵攻についてプーチン氏から「いくつかのシグナル」を伝え、同様にアメリカ側からも受け取ったとしています。

 そして「米ロ間で建設的な対話は継続している」と述べました。

 また、ウィトコフ氏がトランプ大統領に報告した後、さらに会談の詳細を明らかにすると述べました。

 トランプ氏は、会談内容を踏まえ新たな制裁措置を判断する考えを示しています。

画像:ロシア大統領府