カムチャツカ半島付近でM8.7の地震が起きてから8月6日で1週間です。津波の被害を受けた宮城県気仙沼大島のカキ養殖施設では、復旧作業が続いています。
大島の亀山地区では、今回の津波でカキの養殖いかだ約130台のうち120台でロープの切断などの被害が確認されています。
波と潮が落ち着くのを待ち、5日からようやく復旧作業を始めた養殖業者です。
小松武さん「収穫する分と翌年収穫する分と被害に遭ってますので、全てを今まで通りにペースに戻すのは年単位になります」
更に、前年に続いて猛暑の影響でカキが死滅する恐れもあります。
小松武さん「前年は100あったカキの半分以上が死滅した。半分が前年と同じように死滅してしまうと、30%、35%の収穫量しかない年にこの2年はなるということです」
流された養殖いかだのロープを切り、1つずつ安全な位置に移動させていました。
小松武さん「(復旧作業は)やれば終わるし進みますので1日も早い復旧を目指して、できたカキは喜んで召し上がっていただけるような品質の物を届けられると思う。精一杯復旧作業を頑張りたい」