若手教師のサポート役を担う「主務教諭」という新たなポストが学校現場をさらに悪化させるとして、現役の教師らが千葉県教育委員会に導入の見送りを求めました。

千葉県の現役教師 吉井広人さん 「教育現場に必要なのは競争ではなく、協働です。必要なのはこの制度ではなくて先生です」

 6月の特措法成立で新設が決まった主務教諭は、若手の指導や助言などを担い、早ければ来年度から各自治体の判断で導入が可能です。

 千葉県の現役教師らは、主務教諭に業務が集中する恐れがあるとして、県の教育委員会に導入の見送りを求める要望書を提出しました。

 また、東京都で独自に同様のポストが作られたことで一般の教諭の基本給が引き下げられていて、教師らは「主務教諭」導入の検討の際に教職員の意向を最大限尊重してほしいと訴えました。