イスラエルで治安閣議が開かれ、パレスチナ・ガザ地区で多くの市民の退避を伴う新たな侵攻計画が承認されました。

 現地メディアによりますと、閣議では、ネタニヤフ首相が提案した北部ガザ市への侵攻が承認されました。

 計画ではガザ市に住む約80万人の退避が必要になるとみられています。

 また、閣議では、イスラム組織「ハマス」に対する武装解除や残る人質の解放、ハマスやパレスチナ自治政府に代わるガザ地区の新たな政府による統治など、戦争を終結させるための「5原則」も承認されました。

 ネタニヤフ首相はアメリカ・フォックスニュースのインタビューで「ガザ地区を支配したいわけではない」と改めて正当性を訴えましたが、侵攻計画には軍幹部から人道状況がさらに悪化すると反対意見も出たということです。