都内の火災現場から現金を盗んだ罪に問われている元警視庁捜査一課警部の男が初公判で起訴内容を認めました。
政野亮二被告(51)は東京・渋谷区の火災現場などから合わせて現金600万円ほどを盗んだ罪に問われています。
東京地裁で12日に開かれた初公判で、政野被告は「間違いありません。申し訳ございませんでした」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で政野被告について「住宅ローンを抱えるなか、今後、子どもの学費が必要になるという漠然とした不安があった」「新しく開設した口座に盗んだ現金を入れ、生活費の足しにしていた」などと指摘しました。
政野被告は警視庁捜査一課で火災犯の係長でしたが、懲戒免職処分となっています。
次の裁判は10月1日で、この日で結審する予定です。