神戸市のマンションで女性を殺害したとして35歳の男が逮捕されました。事件の直前、男によく似た人物が被害女性の後をつけていたことが分かりました。

■女性のあとをつける男が…

 下を向き、両手で顔を覆う男。22日に逮捕された東京・新宿区の会社員・谷本将志容疑者です。

谷本容疑者の供述 「ナイフで刺したことに間違いありません」

 20日夜、神戸市中央区のマンションで、住人の片山恵さん(24)の胸などをナイフで複数回刺して殺害した疑いが持たれています。

 そして23日、新たに分かったことがあります。捜査関係者への取材で、片山さんが帰宅する直前、10分以上にわたって片山さんのあとをつける男の姿が複数の防犯カメラに映っていたことが分かりました。

 谷本容疑者が勤務していた会社が取材に応じました。

谷本容疑者が勤めていた会社の代表取締役 「仕事の対応はいたって真面目。人よりも早く出社して準備をするなり、本当に真面目な子だったので、私は本当に信じられない気持ちでいっぱいです」

 代表によると、最後に会ったのは今月15日。普段と変わらない様子だったといいます。

谷本容疑者が勤めていた会社の代表取締役 「プライベートとはいえ、うちの会社の社員でいたことは間違いない」

 「殺意を持っていたかは分かりません」と容疑を一部否認しているという谷本容疑者。

 親戚は…。

谷本容疑者の親戚 「きのう初めて(谷本容疑者の)会社から電話が昼にあって、出勤していないということで。もう言葉がないです。元々は親戚、おばあちゃんだとか大体、皆ほとんど神戸ですから」