自民党の麻生最高顧問が総裁選挙の前倒しを求める意向を固めました。3日午後、自らが会長を務める派閥の研修会で表明する考えです。

 自民党は、参議院選挙の総括をまとめたことを受け総裁選の是非を問う手続きを始めました。

 前倒しを求める国会議員には8日午前10時から午後3時の間に書面の提出を求めていて、その日のうちに結果が決まる見通しです。

 国会議員295人と都道府県連の代表者47人の過半数172人を超えれば前倒しとなります。

 こうしたなか、自民党の麻生最高顧問は、党の立て直しが必要だとして前倒しに賛成する意向を固めました。

 派閥に所属する議員の賛否は縛らない考えです。

 石破総理大臣は、2日、「しかるべき時にきちんとした決断をする」と述べたものの、時期については明言せず自民党内で退陣を求める声が高まりそうです。